Gisele

ジゼル

【名前】Gisele(ジゼル)

【性別】
「人の子は、美しいモノが好みなのでしょう?」

──嫋やかな女性?
いいや、彼は紛れもなく男だ

【種族】天使

【年齢】
「確か……そう、記念だと100を祝われた記憶は残っております」

【容姿】
見た目だけで言うのならば、どこからどう見ても美しい女性。
色素の薄い柔い肌、白魚の指、ほんのり色付いた頬。
薄い体はしなやかさを持っている。

伏し目がちの目は紫、神の使いらしく瞳には十字架が浮かんでいる。
ふわふわとした黒髪は長く伸ばされ片目を隠しそうなほど。
小さな口は愛を語るくせに弧を描くことは滅多にない。

背中から生えているのは独特な形の翼、頭上には輪っかが浮かんでおり、
どちらも一点の曇りもない純白。
身長177cm。
それなりの大きさだが、普段から羽で飛んでいるせいか筋肉の少ない身体と
彼が醸し出している雰囲気から、女性と錯覚させている。

着ているものはシスター服、首からはロザリオが垂れている。

【性格】
根っからの博愛主義者。
来るもの拒まず去るもの追わず、一時の幸せを捧げる慈愛の天使。
同族や人間は勿論のこと、元天使、果ては悪魔にまでその愛は及ぶ。
否定されようが罵倒されようが暴力を振るわれようが、溢れんばかりの愛が尽きることはない。

基本的には何をされても怒らないが、
命に関わることは相手を出来るだけ傷付けることなく抵抗しようとする。
己が生きていなければ愛を与えられないのだから。

神へ対しては狂信者然としており、愛を向けることすら許されざる天上の御方という認識。
彼の行動理念は仕えている神の意志に則っており、
『人からの信仰を獲得する』ことを第一に考えている。
それ故に人間かそれ以外かを天秤に掛けなければならなくなった時、
自らの愛を投げ捨ててまで人間を選び取る。
我らが主の仰ることは絶対なのだ。

【魔法】
『裁縫上手のエイミ』

〝彼女〟に頼むことによって意思ある人形を創り上げる術。

発動方法は中身を用意し完成品を想像するだけ。
あとはどこからともなく現れた針と糸と布によって五分も掛からず人形が創られる。
材質は不思議なことに、この世に存在しないものが使われているようだ。

しかし魔法は有限、二週間経つと綻びが見え始め、一か月経つと朽ち果ててしまう。
維持するには何度も何度も魔法を掛け直す必要がある。

中身によっては強制的にアレンジが行われ、
当初の想定とは大幅に違うものが生まれることもあるため、
基本的には一番癖の少ない花を使用している。


『掃除上手のカリーナ』

〝彼女〟に頼むことによって食虫植物を生み出し操作する術。

彼女の動ける範囲はジゼルから30m圏内、
大きさは通常のものから人間を丸呑み出来るサイズまで自由自在。
様々な形態があるようでハエトリソウやウツボカズラなど食虫植物全般を生み出せる。

魔法由来故か、火や斬撃への耐性を持っている。
凍らせてしまうのが手っ取り早いが耐性を上回る攻撃を与えることでも処理することが可能。

【武器】
鋼鉄製の杖という名の鈍器

【備考】
ジゼルという名は自分で付けたもので、神に与えられた名前は別にある。

【SV】
「安心なさって……貴方が望む限り、私は貴方の傍に居りますよ」

「求めるものは用意して差し上げましょう。
安寧の地も、無条件の庇護も、全て……私は貴方を愛しているのですから」

「もしも。
貴方が人の子ではなく、元同族であろうと堕ちた者であろうと、
私は貴方のことが愛おしいのです」

「……あら。もう要らないのですか、そうですか。
引き留めることは致しませんよ、
再び私を求めることがあるのならば、また出逢うでしょうから」

「〝カリーナ〟…………お帰り願いましょう、
非常に残念ですけれども彼とは分かり合えないようですから」


Picrewのまいあんげる様をお借りしました。