Noel・Randall

ノエル・ランドール

【 名前 】Noel・Randall( ノエル・ランドール )

【 年齢/学年 】16歳 / 二年

【 性別 】男

【 専攻 】魔法道具

【 容姿 】
長身痩躯、182cmと恵まれた身長を持つも体格は比例しておらず、
真ん中からぽっきりと折れそうな爪楊枝。
体には金糸が使われた縫い目のようなボディステッチが沢山ある。

卯の花色に染められたふわふわと柔らかな髪は長く伸ばされ三つ編みに、
前髪は少々目に掛かる程度。
ぱっちり大きなつり目は特殊なオッドアイ、
虹色に煌めくオパールが嵌め込まれた右目に上品な檳榔子黒の左目。
表現としては美しいが一番近いであろう顔立ち。

服装は全体的に黒い。
多少大きめの制服、ブレザーは前を開き、中に着たベストを見せている。
更にはタートルネックのインナー、黒手袋と限りなく露出を減らした格好。
しかしたまにシャツと手袋の隙間からちらりと縫い目が覗くことも。
膝丈の黒いヒールブーツで身長を7cm盛っている。

【 性格 】
妄想癖、虚言癖、依存癖の三重苦。
更には眼球愛好も持っているときた。

まだ心の奥底では吐き散らかす言葉を嘘だと自覚し、
自ら暴露することもあるのが救いだろうか。
ちなみに依存癖の方は物も人も対象らしく何かに擦り付けておけば無問題。
自分が面倒臭い奴、やばい奴だという自覚はあるが直そうとしないし直せない。

表層的な面をなぞるだけならば、人をよくからかう愉快なお兄さんといったところか。
弛み切った顔で嘘を吐き相手の反応を楽しむ愉快犯、
たまに嘘か本当か分かりにくいラインを混ぜ込んでくる為に、
ちゃんと相手をするのは非常に面倒。

【 宝石 】オパール

【 宝石の魔法 】
『 裁縫上手の人形師さん 』

創造、希望、純粋無垢。
石言葉の中でもその三つに多大な影響を受けた魔法。
それは人形師である〝 彼女 〟に頼むことによって意思ある人形を創り上げる術。

中身となる花を用意すれば針と糸を指定し完成品を想像するだけ、
あとはどこからともなく現れた針と糸と布によって想像通りの人形が創られる。
材質は不思議なことに、この世に存在しないものが使われているようだ。

しかし魔法は有限、二週間経つと綻びが見え始め、一か月経つと朽ち果ててしまう。
維持するには何度も何度も魔法を掛け直す必要がある。

____さて、それはそうと。
貴方は何の対価もなしにこんな魔法を発動出来るとでもお思い?
それ相応のものは用意しないといけないわ、
〝 私 〟もボランティアでやっている訳じゃあないのだから。

代金は使用者の正気。
少しずつ少しずつ貰っていって、最後に残るのは無垢な狂気、無邪気な邪気。
彼はどうやら自覚していないようだけれど、あんなにも狂った望みを抱えているんですもの、
狂気に飲み込まれるのももうすぐよ。

【 備考 】
それなりに裕福でいいところの子供だが、両親との関係はあまり良好ではない様子。
優秀な双子の弟が居るとか何とか。
長期休暇時も里帰りはせず寮に留まる姿が見られる。

葉属性を得意とし火属性を苦手とする。

寮暮らしをしており、彼の部屋はまるで動植物園のよう、
動物を模した人形が跳ね回り季節外れの花々が咲き乱れる。
だいぶ魔境なので入らない方がいい。



【 ??? 】

彼のことをよくよく観察していれば分かること。

徐々に縮んでいき入学当初から7cmは下がった身長、日を追うごとに増えていく縫い目、
香水を付けている訳でもないのに常に漂う甘い花の香り。

継ぎ接ぎだらけの皮膚を切り裂いて中身を暴いてご覧?
母親から貰った大事な体は一体どこまで無事なのやら。

『 漆黒の針、黄金の糸、血肉に捧げるは彼岸花。
誰にでも愛される美しい人形になりたまえ。
其方の名は──── 』



【 SV 】
「 おれはノエル・ランドール。
二年生で魔法道具専攻。
よろしくね〜? 」

「 あっ、なーに、この子が気になるの?
猫モチーフのヴィヴィアンちゃん、元気な子なんだ〜。
仲良くしてやってな! 」

「 ん〜、おれ?
おれは……五百年前に血筋が途絶えた筈の亡国のご落胤の子孫。
ほんとだって〜〜…………え?
偉大なる魔法士の隠し子じゃなかったかって?
あー……嘘!許せ! 」

「 目、ってさ。
キラキラしてて、凄い綺麗で、宝石みたい。
おれだーいすき!
きみの目も欲しくなるな〜……ふへ、嘘。
吃驚した? 」

「 ね!ねーねーねー、あの子今おれのこと見てたでしょ。
絶対見てた!
あ〜〜おれのこと好きなんだよ、へへ、可愛いな〜照れちゃってさ 」

「 へへへ、すき、すーき。うん。
大好き、おれとずっと一緒に居て、離れちゃやだ 」