Kar

カル

【名前】Kar(カル)

【性別】男

【年齢】8歳

【所属】保健委員

【学科】神信科

【容姿】
白い髪、白い瞳、白い肌。
全てが真っ白な少年。

目を半分程度隠す重たい前髪に、二つに結った臀部より下まで伸びる後ろ髪。
垂れ眉、垂れ気味のジト目。

容姿のせいか女の子に間違われることもしばしば。
身長128cm、華奢。

ブレザーにスラックス、一番上のボタンまで止めたシャツ、青のネクタイ。
気崩しのない模範的な服装。

【性格】
臆病で引っ込み思案。
自分に自信がなく、常に誰かの後ろに隠れるようにして生きている。
自己主張が弱くノーとは言えないお人好し。

更には優柔不断であっちに行ったりこっちに行ったり、
無意識の内に責任を負うことを嫌い、
自分がどれか一つを選ぶことで他に影響が出るのを恐れている。

精神的に幼く夢見がちな一面がある。

【異能力】
『サイコメトリー』

場所や物などに残った思念を読み取る能力。
パッシブ。

強い思念でなければ読み取ることは出来ず、
残留思念が古いものである程ノイズが掛かって聞こえる。

基本的に読み聞かせを受けている感覚に近いが、
チャンネルが合うとがっつり影響され憑依されているような状態になる。
精神が成熟していない場合は尚更その傾向がある。
平常時は読み取った内容を覚えていられるが、
憑依時の記憶は夢のようにふわふわとしており詳しくは覚えていない。

強い思念の方が読み取りやすいがその分影響も強く、
異能力発動後は頭痛、目眩、耳鳴り、吐き気、動悸、精神状態の悪化などの
症状が見られることも。


『共鳴』

他者の精神状態を自分と同じように塗り替える能力。

半径10m以内の精神が成熟しきっていない人物が主な対象となる。
範囲内であれば誰でも異能力の対象になり得るが、精神が頑強な人物への効果は低い。
喜怒哀楽の他に緊張や狂気なども伝播させることが可能。

異能力発動時は範囲内に雪のような埃のような、白っぽい何かがふわふわと舞う。
それに触れることで精神状態を塗り替えられる。
風で吹き飛ばしたり燃やしたりすることで一時的に排除することは出来るが、
発動中は生成され続けるのであまり意味はない。
もしもそれらを全て避けられるのならば、この異能力の影響は一切受けない。

【備考】
十歳組に姉のように慕っている吸血鬼が居る。
彼女から様々なものをお下がりとして貰うが、どれも女性ものなので微妙に困っている。

委員会の仕事で自ら向かうのではなく異能力のせいで運ばれる方が多い保健室の民。

【SV】
「あっ……ぼ、ぼくはカルって言います。
神信科です、よろしくお願いします」

「う、うん。分かった、ぼくがやっておくから大丈夫だよ。
用事があるなら、うん、仕方ないもんね」

「え、あ……どう、しよう。
ごめんなさい、ぼく、選ぶの苦手で。
よかったら決めるのお願いしたいな、って……」

「お姉ちゃん……!!
え、えへへ、会いたかった……あのねあのね、話したいこといっぱいあるんだ。
聞いて、くれる?」

「何、なに、やだ、頭痛い……。
お胸がぎゅーってなって苦しいの。
ねえ、どうして?この子、凄い、かわいそう……」