神美
シェンメイ【名前】神美(シェンメイ)
【種族】悪魔
【ランク】一級
【性別】女
【年齢】もう忘れてしまった
【容姿】
濡れ羽色の髪は二つのお団子に、長めのもみあげは三つ編み。
一重の赤い目は常に紅で彩られている。
整ってはいるが薄味、メイク映えのする顔立ち。
身長156cm。
ある程度外見を操れる。
具体的には十代半ばから二十代前半、体型も多少変更出来る模様。
あの子はうら若き乙女。
ぱっちり二重に涙袋、桜色の頬と唇。
お団子は上の方で纏めて花簪を幾つか刺してある。
華奢だが女性的な柔らかさもある体型。
青白のふわふわひらひら華ロリ、白タイツに薄い水色のストラップパンプス。
あの人は妖艶な女性。
切れ長の瞳に濡れ感のあるアイシャドウ、紅色のリップ。
お団子は下の方で纏め細いリボンで飾り付け。
肉付きがよくグラマラスな体型。
赤黒で半袖のロングチャイナドレス、羽衣のようにシルクストールを羽織っている。
足元は裸足に高めのインヒールの黒い刺繍靴。
【性格】
多重人格とまではいかないものの、中々に人格が不安定。
どちらかというと演技をしている状態と言えるだろうか。
素以外に二つの性格が存在する。
大元は悪魔にしては大変珍しく純粋無垢なお人好しだったが、
過去のあれこれによって徐々に歪んでいった結果、現在の惨事を招いた。
様々なものに興味を示す、表情がころころと変わる少女。
何事にも一生懸命に取り組む様は小動物のよう。
見た目相応の落ち着きはあるがそれ以上に無邪気さが全面に出ている。
比較的思ったことは口に出る方。
秘密主義な、落ち着いた大人の女性。
少々茶目っ気があり冗談なども口にすることがある。
格好付けて冷めた感想を口にすることもあるが、
瞳が雄弁に感情を物語る為内心が分かりやすい。
無論、上記の二つは演技な為、さらりと嘘を混ぜ込むことがよくある。
笑っているように見えて、ということも多々。
【呪術】
取り込んだ毒を体液に混ぜる能力。
現在二種類の毒を取り込んでいる。
どちらの毒の効果を出すかは決められるが、何も出さないという選択肢はない。
唾液胃液血液愛液涙汗尿などなど、全ての体液が猛毒と化している為
キスや性行為、場合によっては素肌に触れるだけで死に至る。
尤も、人型の悪魔とはいえ発汗や排泄などの人間と同じ機能があるかは不明だが。
ちなみに副効果として毒が効かずむしろ能力が強化される。
即効性の毒。
経口摂取により嘔吐や痙攣、呼吸困難、臓器不全などが起き、
心室細動ないし心停止によって死に至る。
経皮吸収、経粘膜吸収。
摂取後数十秒から数分で死亡する。
遅効性の毒。
ヒ素中毒に症状が類似。
服用後二〜五時間後に
口腔・咽頭灼熱感、発熱、嘔吐、下痢、皮膚の知覚麻痺などの症状が現れる。
呼吸困難で死亡することもある。
解毒剤はないので嘔吐や胃洗浄が対処法。
原液の状態では小瓶一杯程度で死に至る。
ただし水に溶けやすい為大量の水を掛けてやれば効果が薄まる。
薄めれば薄める程、吸収した毒が致死量に到達するまでの時間が伸びるだろう。
【備考】
外国産悪魔、狙った性質の悪魔を生み出す実験の成功作。
どこぞの高貴な血筋の者に仕えていた。
初期に形成された価値観の影響か、少女を贔屓するきらいがある。
【SV】
「私…?うん、神美だよ。
よろしくね」
「これ可愛いね。
私、可愛いの好きだな。
勿論かっこいい貴方も好きだよ?」
「可愛い子、可哀想な子。
頑張ってるのね。
大丈夫、貴方は襲わない、遠くへお逃げ」
「私の名前?
そうね……神美、かしら。
好きに呼んで?」
「ふふ、意地悪なお人。
……ほら、好きにおし。
貴方だけ、特別よ」
「あらあら、可哀想に、巻き込まれてしまったの。
今の内よ、早くお逃げなさい?」
「お願い、誰か、私を助けて」
「もう、誰も傷付けたくないの」
「幸せになりたかった」