白薊 珠洲

しらあざみ すず

【名前】白薊 珠洲(しらあざみ すず)

【性別】女

【年齢】25歳

【職業】呪術師

【神社】白薊の隠れ里の野良神と契約

【容姿】
白とも薄水色とも取れるような髪色。
前髪は右へ流し、後ろ髪は下の方で二つ結び、カチューシャのように三つ編みがされている。
水色のつり目に困り眉、左側に泣きぼくろ、八重歯。
他の家族より濃い色の肌は陶器のようにひび割れている。
身長156cm。

桜の髪飾りに髪の結び目には黒いリボン、少々目が悪いため丸眼鏡を付けている。
片耳に家紋を模した意匠のピアス。
黒のジャボ、白シャツと焦げ茶のベスト、黒ズボンにゆったりとした羽織りもの。
足元はロングブーツ。
ひび割れ部分を守るため、黒手袋を着用したり包帯を巻いたりと全体的に露出が少なめ。

【性格】
気狂い。
佐保姫様こそ至高、佐保姫様こそが彼女の全て。
あのお方が生きろと仰るのならば生きましょう、死ねと仰るのならば死にましょう、
全ては佐保姫様のお心のままに。

特殊な家庭環境のせいか性格と性癖が歪み切った成れの果て。
少しでも佐保姫様に近付こうと彼女のトレースを心掛けている。
つまり、表面上はおっとりふんわり。

【神威】
佐保姫(サホヒメ)

私の愛しい愛しい佐保姫様から授けられた美しい神威。
とても素敵、なんてったって、あのお方から授けられたものなんですから。


『春麗』

フィールド展開型の治癒能力。

凝った装飾のされた杭を刺した場所から半径10m以内の範囲回復。
範囲内は必ず柔らかな日が差している。
欠損や致命傷は治らないが、
現代医療で治せる程度の傷、例えば骨折などなら治すことが可能。
また、彼女が仲間と認識している生物にも効果がある。
霊力量を考えると効果時間は最大で五時間、通常は三時間。

普通完治に何日も掛かるような怪我を即座に治すのは人間の体にとっては負担が大きいのか、
まるで釣り合いを取るかのように本来完治に必要な日にち分悪夢を見ることになる。
中にはトラウマを刺激するようなものも含まれるという。

杭は手作り。
市販の杭に装飾を掘り、自らの血液で模様を描く。
その過程で霊力の消費と共に代償が発生し、
完成した頃には体のどこかにひび割れが追加されている。


『春嵐』

桜の花弁混じりの風を操る能力。

風に混ざる花弁はただの花ではなく、刃物のように切れ味のよい凶器となっている。
それは敵も味方も関係なく切り裂く問題児、
成れの果てである扱いにくい彼女の性質と似たのかもしれない。

視線か手の動きによって操ることが出来る。
操作可能範囲は半径5m、もしくは視界内。
そこから出ると溶けるように消える。
淡い淡い、もはや白に近い程の薄紅色は、人を切り血を吸うごとに濃く美しくなっていく。

【代償】
春麗:
杭製作に伴う体のひび割れ。
また、この代償による影響は通常の日常生活を送っていれば現れないが、
強い衝撃を受けた場合はその限りではない。

お揃いがいい、と彼女からこの代償を求めた。

春嵐:
眼鏡やコンタクトでどうにかなる程度の視力。

こっちはついでで与えられたのだが、佐保姫のことを考えると10cm浮く。
ちなみに彼女は起きている時はほぼ常に佐保姫のことを考えているため、
大抵ちょっと浮いている。
不便だと理解しているがこれも自らの愛を伝えるためには有用なのではと思っている。
頭おかしい。

【武器】
杭、糸(春霞)

『春霞』
契約神・佐保姫によって作られた神器のようなもの。
といっても武器らしい見た目はしていなく薄桃色の織り糸を束ねたもの。
何もしなければ柔らかい糸だが持ち主が霊力を流すと自在に操れるうえに
ピアノ線ほどまでの強度を出すことが出来る。

また、彼女には出来ないが呪力を流し込んだ場合は霞のように糸が消え
周囲に無差別にそのものが持つ病や呪いを急速に悪化させる効果をもつ霧を発生させる。

【備考】
睡、すみという名の弟と妹を持つ。
何かと信仰対象の名を引き合いに出すことが多いが、
個人としてもしっかり愛してはいるらしい。

【SV】
「名前?
そんなもの聞かなくていいの、それよりも私と楽しみましょう」

「どうかしら……お洒落は苦手なの。
折角退魔師を殺しに行くんですもの、めいっぱい着飾ろうと思ったのだけれど」

「睡、睡。
そちらの方が綺麗よ、少しでも佐保姫様に近付けているなんて素敵。
ねえ……女装している方がいいんじゃないかしら?」

「すみ、お前の目は赤くて綺麗ね。
桜色に近くて……美しいわ、羨ましいくらいに。
お姉ちゃんにもっとよく見せてちょうだい」

「お前、春はお好き?
……私は好きよ。
ええ、狂おしい程に」