特定の名前はない

ななし

【名前】特定の名前はない、現在はヒハル

【種族】悪魔

【ランク】特級

【性別】不明、現在は女

【年齢】不明、現在は6歳

【容姿】
あの子の姿。

腰まである艶やかな黒髪、姉弟とお揃いの甘い蜂蜜色の瞳、弧を描く柔らかそうな唇。
全部全部、あの子から貰ったもの。

外見年齢は六歳相当、身長108cm。
嗚呼、けれど、体温だけはあの子よりずっと低い。

服装は定期的に変わるが、
現在はワイシャツに浅葱色の少々不格好なリボンタイ、サスペンダー、
濃紺のショートパンツ、黒いローファー。

それは何色でもなく何色でもあり、気体であり液体であり固体である、
何よりも大きくて何よりも小さい、不思議な何か。
特定の形を持てない不定形のもの。
どうやらこの姿についてはあまり語りたがらないようだ。

【性格】
あの子の性格の真似っ子。
優しくて大人びていて意思が強く弟思い。

残念ながら元となった人間のことは深く知らないようで、
表面を綺麗な色で塗り固めただけで演じられているつもり。

パッと見は普通の幼女に見えるが、
関係が深くなる程綺麗でしかない彼女の異常さに目が行くことだろう。

不定形で不安定な存在であるが故に何者にもなれるが、
本質は変わる筈もなくそれ自身は空虚でしかない。
どこかの舞台俳優、どこかの堅物役人、どこかの悲劇のヒロイン。
どれも所詮はコピー、中身まで付随する訳ではないのだ。

【呪術】
『何でも食べるし何にでもなれる何でもないわたし』

触れたものの吸収と複製。
または、彼女の本質。

彼女が触れたところは痛みも感覚もないままに溶け消えていき、
最終的には体内に取り込むことが出来る。
発動条件は触れることだが、
どこまでも広がる体に対象との距離はあまり関係ないものだろう。
任意発動型なので吸収しないことも可能。

呪術由来のものは何ともないが、神威由来のものは消化に少し時間が掛かる。

20cm未満のものはロル消費なし、20cm以上40cm未満のものは一ロル、
40cm以上60cm未満のものは二ロル、というように消化に掛かる時間は
20cm刻みで一ロルずつ増えていく。
これが神威由来となるとプラス一ロル分の時間が掛かる。

【備考】
性質上、全体的に直接的な攻撃への耐性が高い。



【???】

いっぱいしってる
いっぱいみてきた

やくそくまもれば、■■■は私になれるかな



【SV】
「私の名前?
んーと、ヒハル!
迷子じゃないから平気だよ〜、お兄さん」

「気付いたの!
私は『弟』のことが大好きなんだって!
だからね、いっぱいい〜っぱい見てるんだ、弟のこと全部分かってこそお姉ちゃんだもんね」

「大丈夫、泣かないで、痛くないし怖くもないよ〜。
だいじょーぶ、だいじょーぶ!
弟のお姉ちゃんである私が、君のこと守ってあげるから」

「私ね〜、お姉ちゃんなの!
だから弟のことちゃんと守ってあげるのよ?
居なくなっちゃわないように、
どっか行きそうになったらお手々を引っ張ってあげてるんだ〜」

「あの子と、完璧な、素敵な契約を結んだんだ。
だから私はお姉ちゃんで、弟を守らなきゃいけないの」

【名前】『貴方もよく知っているはず』

【種族】悪魔

【ランク】特級

【性別】『男』

【年齢】『16歳』

【容姿】
貰い物。
体温だけは本物よりずっと低い。

腰まで伸びた透き通るような白髪、前髪は目の上で切り揃えている。
伏し目がちな蜂蜜色の瞳は濁り光を灯さない。

肌は病的に白く、酷く華奢で細身な体型。
太ももに無理矢理繋ぎ合わせたような線がある。
中性的な整った顔立ち。
身長167cm。
目は見えていない訳ではないようだ。

服装は白いワイシャツに臙脂色のリボンタイ、ベージュのセーター、濃紺のスラックス。
靴はローファーかスニーカー、気分による。

それは何色でもなく何色でもあり、気体であり液体であり固体である、
何よりも大きくて何よりも小さい、不思議な何か。
特定の形を持てない不定形のもの。
どうやらこの姿についてはあまり語りたがらないようだ。

【性格】
穏やかで落ち着いた性格の比較的常識人。
物腰柔らかで、誰に対してもなるべく丁寧な対応を心掛けている。

若干人見知りで猫被りがちな八方美人、
親しくなると猫が剥がれ落ち子供らしさも出てくる。
悪戯、ではなく素で何かをやらかすことが多い。

不定形で不安定な存在であるが故に何者にもなれるが、
本質は変わる筈もなくそれ自身は空虚でしかない。
どこかの舞台俳優、どこかの堅物役人、どこかの悲劇のヒロイン。
どれも所詮はコピー、中身まで付随する訳ではないのだ。

【呪術】
『何でも食べるし何にでもなれる何でもない■■■』

触れたものの吸収と複製。
または、彼の本質。

彼が触れたところは痛みも感覚もないままに溶け消えていき、
最終的には体内に取り込むことが出来る。
発動条件は触れることだが、
どこまでも広がる体に対象との距離はあまり関係ないものだろう。
任意発動型なので吸収しないことも可能。

呪術由来のものは何ともないが、神威由来のものは消化に少し時間が掛かる。

20cm未満のものはロル消費なし、20cm以上40cm未満のものは一ロル、
40cm以上60cm未満のものは二ロル、というように消化に掛かる時間は
20cm刻みで一ロルずつ増えていく。
これが神威由来となるとプラス一ロル分の時間が掛かる。

【備考】
性質上、全体的に直接的な攻撃への耐性が高い。



【???】

あーあ、ざんねん
けいやくまもれなかったや



【SV】
「あれ。初対面かと思いましたけど、自分のこと知っているんですか?
……ふふっ、凄い顔してますよ。
どうしました?」

「紅茶がしょっぱい……ですか?
う、うーん、塩と砂糖って何が違うのか分からないんですよね」

「『姉上』の傍に居ればいいんでしょう?
あれ、『結衣さん』でしたっけ?
『弟』はなんて言ってたかなあ……」

「お友達が沢山居るんですよ!
えっと、実結さんとか雪吹さんとか、闇瀬さんに……キャロルさんとか!
他にもいっぱいなんです、素敵でしょ?」

「──全部食べちゃえばいいのに。
嗚呼、違った、違った。
ぼくはこんなこと言わないのか」