無名の神

ヴルトゥーム

【名前】
無名の神
仮名:ヴルトゥーム

【性別】不明

【種族】神

【神社】野良神

【容姿】
真珠色の花弁に朱色のがく、幹から無数に枝分かれした根を持つ巨大な球根植物。

めしべ部分が人型を象っている。
人形のように整った顔、均整の取れたプロポーションと美しい容姿をしている。

しかし上半身は何の凹凸もなく下半身はそれ自体がない、
髪目肌全てが漂白剤に浸けたように尋常ではないほど白い、
髪が半ばから茨と化しているといったところから、
彼から魅力を感じることはないだろう。

根を除くと身長(?)約3m。

【性格】
無表情無反応無口の三重苦。
過去に彼との対話を試みた退魔師は人形を相手しているようだったと語った。

その実感情豊かで多弁ではあるのだが、表情筋が仕事放棄しているのと発声が不可能なため、
外部への感情表現方法が少なく伝わらない。
最近念話の存在を思い出したのでようやく会話が出来るようになった。

【神威】
『無名の神』


【備考】
その容姿から契約者に仮名としてかの花の邪神の名を付けられた。
天降りしかけていたにしては人間への敵意が少なすぎるが、何が起きて



【???】

あの方は花のドレスを纏っていた。
あの方は優しげな笑みを浮かべていた。

あの方は、居なくなってしまった。



【SV】
『────(わたしの名か?
嗚呼……何だったかな、もう忘れ去られてしまった。
お前たちの方で適当に判別名を付けておくれ)』

『────(ぶ、ゔ、ゔる……とぅー、む?
とは、火星の神なのか。
この説明を読む限り確かに似ている。
判別名として使うのも納得出来るな、契約者よ)』

『────(契約者、お前は幸せ者だな。
お前の器はわしが作ったものだ、他の誰よりも容易にわしの霊力を扱えるであろう)』