榎本 蛍

えのもと けい

【名前】榎本 蛍(えのもと けい)

【性別】男

【年齢】不明、外見は二十代半ば

【職業】退魔師(最早活動内容は退魔師補佐)

【神社】深川神宮

【階級】三級

【亭号】朧雲

【容姿】
黒髪で前髪はピンで止めたポンパドール、後ろ髪はふわふわとした毛量多めのショート。
目付き悪めの黒い瞳、形の整った眉。

パッと見は美容を気にする系の若者だが、よくよく見ると三十代にも思える。
そっと出現する若作り疑惑。
全体的に整った顔立ちだが目付きなどから与える印象はあまりよろしくない、中の上程度。
体は鍛えられており触ると硬い、が、不思議なことに小人化するとふにゃふにゃになる。
身長179cm。

両耳にピアスを幾つか、日によってデザインは変わるそうな。
白シャツに黒の細身のスラックス、上に青鈍の羽織、足元はショートブーツ。
正式な場ではスーツに革靴、髪型もセンター分けの真面目風に。

【性格】
チャラチャラしたぱっぱらぱー、やる気があるのかないのかよく分からない奴。
悪魔退治は消極的だが書類仕事には積極的。

元々アウトドア派だったが代償のせいで外出するとどこかへ飛ばされることが増えた為、
次第にインドア派に変化した。

イエスマンで権力に弱い。
特に特級一級本部属に弱く、彼らの前に出ると態度が急変する。
わざとらしい程の媚びた言動、唐突な手の平返し、消滅する語彙力などなど。
傍から見たら頭の愉快な人。

【神威】
八意思兼命(ヤゴコロオモイカネノミコト)

知恵の神とされているが気象神社で契約した為、
局所的な天候操作とそれに伴う特殊効果の発動をする能力を得た。

十分すぎる戦力になる……筈だったのだが。
どうやら彼とは相性が悪かったらしく何故かパッシブスキルと化し、
更には常に暴走状態で天候操作が上手く出来なくなった。
天気は彼の感情に影響を受けている説が浮上しているが真偽不明。

現在は範囲の設定と自然に付与される特殊効果の発動のみ可能。
範囲は半径30m圏内。
範囲内であれば誰彼構わず効果が及ぶ。
色々出来る弊害か効果はかなり低い、器用貧乏のお手本。
また、室内に居る場合は頭上でデフォルメされた天気のマークが回るという配慮がされる。

[特殊効果一覧]
曇り:
通常(効果なし)。
日陰が出来る。

晴れ:
バフ(動きの俊敏化)。
体調良さげの時程度。

霧:
デバフ(動きの鈍化)。
体調悪めの時程度。
視界が悪くなるという副効果あり。

雨:
治癒(傷系統)。
古傷は対象外。
浅い怪我や骨のヒビが治る程度。
それより重いものは若干状態がよくなる。

雪:
治癒(病系統)。
不摂生が原因の生活習慣病などの自然発生、持病は対象外。
主に薬物毒物の影響を消したり中毒を治す用。
ただし少し効果が薄まったり症状が緩和される程度。

雷:
攻撃。
半自動防御システム的な何か。
一応自動で敵味方の判別は出来るがかなりガバ、意識を割いてやるとマシになる。
雷擬きなので当たるとビリビリするが死にはしない。
豪雨時に稀に発生、この場合雷の効果が優先される。

風:
移動。
小人時用で唯一自由に操作出来る。
他の天気と効果が重ねられる。

霜:
レア(効果なし)。
綺麗だけど迷惑。

【代償】
小人化。
各部位の比率はそのままに身長15cmまで縮小。
一日に合計三時間だけ元に戻れる。
ちなみに触れていたものごとなので事故は起きない。

【武器】
仕込み傘

【備考】
深川所属だが気象神社の方にもちょくちょく出向いている。

偶然訪れた神社の神様に偶然見初められよく分からぬ内に契約していた、
運がいいのか悪いのか分からない人。
実験的に何でも出来る神威を与えられたが、
そこまで霊力が多い訳でもない一般人だったので大惨事になったのではと予測されている。
『予定だと強くて何でも出来る子になる筈だったんだけどなあ』とは神様談、
本来なら特級を狙えるレベルのものをくれたらしい。
お陰でグレたが何だかんだ仲は良好。

深川神宮の資料室に生息している。
担当者の手伝いもしているし何ならお給料すら貰っているが、一応これでも退魔師。
資料室の精と言われていたりいなかったり。

【SV】
「えー、三級の榎本でーす。
いつも資料室に居るンでね、何かありゃおいで」

「あ〜〜〜…俺一応退魔師やってるけどさァ?
落ちこぼれなンでね、お前の思うようなことは出来ないの。
分かッた?」

「雨ばっか。俺、疲れてンのか。
司書さァーん、ちょいと休むね」

「年齢は禁句な??
俺はおにーさン、おっさンじゃねェぞ?」

「いや資料室の精とかじゃねーよ、お前こンな妖精がいい訳?変な趣味〜。
思兼様ァ体戻してよ、こいつに見せてやりてェわ」

「……幾ら人手が足りないからッて、俺みたいな落ちこぼれ働かせるかねェ。
はいはーい、今快晴だし前衛やるンで援護は頼みましたよ」

「忙しいのは知ってンけど!
返却期限は守れッつーの!!
……うおッ、これはこれは一級の。
本日は資料を返きゃ、嗚呼、いえいえ!
貴方様のお好きなタイミングでどうぞ!」

「マジで一級とか特級って化けもーーーッと!!
アッアッ、頭目様ではありませんか!
本日はお日柄もよく……」